大滝小水力利用協議会設立総会

大滝小水力利用協議会

設立総会・第1回協議会議事録

平成24年5月29日

(敬称略)

■設立総会

1 設立総会(総会資料①)

 

 ①開会あいさつ(大滝区長 小畑氏)

・大滝神社の宮司さんから話があって、今日実現できると思わなかったが、大変喜ばしい。

 ・県内のリードモデルとして進めていきたい。

 

②趣旨説明・経過説明(NPO森のエネルギーフォーラム理事長 杉村氏)

・地域社会の中に古民家や匠がいる。グリーンツーリズムなどで都会から田舎に訪れることがあり、和紙の里での中心の大滝の皆さまにお世話になったのが縁で、大学の授業でもお世話になった。NPOでも増田は自然エネルギーに関心がありバイオマスが使えないか?しかし、一番多くの人に理解してもらえるのは、小水力ではないか?震災後福井県内でもどこか応援できないか?という新たな要素を取り入れ、活用する。

・大滝地区では砂防ダムを活かして、小水力発電が出来ないかという導入検討に至った、住民主導型。

・福井県内でも、原発の問題があって小水力発電が出来ないかという機運が盛り上がってきた。

・福井県もエネルギーの多様化にも示されてきた。

・日本の川は、ヨーロッパ人から見ると滝のようだと言われている。

・地域の社会が支えるものでないと実現できないものである。地元調整等は従来困難なものであるが、見方を変えれば住民主導型とすることで爆発的な推進力を生み出す。

・今日、協議会の立ち上げが大きく広がって行くことを期待している。他の人々と連携して前進したい。

 

③議事(議長:大滝区長 小畑氏、事務局:NPO森のエネルギーフォーラム副理事長 増田氏)

・大滝小水力利用協議会の規約について

ⅰ.別紙規約()にて承認。但し、第15条の“委員会”については“委員会”と修正。

ⅱ.質疑応答

理事の任期について、“再任を妨げない”旨を見直されたい。

      10年近く就任することも可能で、理事の交代が図れる規約を望む。

協議会の下部に組織する“委員会”について、“委員会”に見直されたい。

 

・役員の選出について

役員について、若い者とされたい。

会長、副会長については、理事会を開き選出すればよく、総会議決不要。

→設立総会時においては、総会の議決で選出できる。

理事を議決してから、会長等を議決のこと。

 

・平成24年度 事業計画案、予算案ついて

ⅰ.別紙事業計画()、予算()のとおり承認。

ⅱ.質疑応答

団体会員収入とは?

(事務局) NPO森のエネルギーフォーラム。

事業収入にある参加費500円とは?

(事務局) 検討会や会議(茶菓子)に要する費用。

実証実験の費用が支出に上げられていないが如何に実施するか?

(事務局) 業者等の協力を想定しているが、今後協議会で決定していく。

協議会は何年程度続けられるのか?

(事務局) 協議会で検討していくが、まずは H24年度:合意形成、利用案検討、25年度:実施計画検討。

 

④会長あいさつ(大滝小水力利用協議会会長 山下氏)

・東北大震災後、再エネ拡大が進んでいるが、大滝区はマイペースで腰を据えて堅実に進めていきたい。

 

2 第1回協議会(総会資料①)

①あいさつ(福井小水力利用推進協議会設立準備会代表 菊沢氏)

・自然克服型の社会から、自然共生型の社会への変革が求められている。

・地域文化が重要である。歴史文化の上に立って行政関係者の協力を得て、科学技術でトップダウン式のものでは通用しなくなった。

・71日に福井小水力利用推進協議会が発足し、市民発の団体。

・地域資源を活用する小水力は、地元合意が不可欠

・地元の風習を尊重した上で、科学知見を活用

 

②講演「小水力に関する知識について」(富山県小水力利用推進協議会福会長 上坂氏)

・1930年代には全国に78,000台あった小水力。地域にはエネルギーがあり、従来それは地域で利用されていた。しかし、高度成長の下、エネルギーは電気として買うものへと変化。

・エネルギーの地産地消(≠自給自足)を行う上では、エネルギーを生み出す意味を地域で検討することが重要。

・エネルギーには、流通、自給のそれぞれのエネルギーがあり、流通エネルギーに偏っている現状に対し、自給エネルギーの割合を増やし、エネルギー供給源を二つにするのが『エネルギー・デュアル・パス』

・富山市土にある農業法人「㈲土遊野」(橋本代表)が取組む小水力発電設備の事例紹介。

 

③閉会あいさつ(大滝小水力利用協議会事務局長 梅田氏)

・上坂教授の「小水力に関する知識」を活用して、小水力発電の導入を進めていきたい。

設立総会の様子
設立総会の様子

越前和紙の里に生まれた再生可能エネルギーの利用に関する協議会

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